2025年07月07日
社長コラム
理想の人生の送り方

インディアンの教えに、このような言葉があります。
「あなたが生まれた時、あなたは泣いていたのに、周りのみんなは笑っていた。だから、あなたがこの世を去る時には、逆に、周りのみんなは泣いてくれて、あなたは笑っているような人生を送りなさい」
自分の人生の幕引きをどう迎えるか、そのためにもどんな生き方をするか。この言葉は、そんなことを考えさせてくれます。生命ある生き物である以上、誰もがいつかは死を迎えることになります。だからこそ、人生の最期の時、穏やかな死を望む人が多いのではないでしょうか。私も同じ気持ちです。
ただ、何があるかわからないのが人生です。不慮の事故や天災、病気など、予期せぬことが起きることはあるかと思います。しかし、自身の範疇で管理することで多少なりともそのリスクを回避できるのであれば、日々の生活に気を配るべきだと、特に40歳を超えたあたりから考えるようになりました。
特に健康面や人間関係は、自分からの働きかけや普段からのコミュニケーション次第で大きく変わります。頭では理解していても、あくまで「しているつもり」になっていることも少なくありません。自分自身を強く律していくことが大切だと改めて感じます。
「利己」と「利他」という言葉がありますが、これらはどちらか一方ではなく、どちらも必要だとされています。自分の幸福や成長のためにも、自分以外の人たちへの思いやりや優しさ、助け合いは不可欠です。
社会や周りの人たちによって生かされていることを忘れず、自分の存在や力を活かして貢献し、最期に「いい人生だったな」と胸を張れるような生き方をしていこうと改めて思った次第です。